忍の里 その3
仁之助「むぐむぐぐ」

聞き取れない仁之助の哀願が聞き届けられたのか、その戒めはすぐに解かれたが仁之助が深呼吸をする暇もなく両腕を捻じられ、肩が脱臼する寸前に絞り込まれながら再び仁之助の体は持ち上げられた。

仁之助「い・・いたたたた!」

真名鶴「痛いの?でも大丈夫よ、すぐにその痛みも忘れるほどの毒の悦楽を味わえるから。もっとも痛みより天国に近いかもね。」

真名鶴の甘い笑みが一層残酷に光った。仁之助の腕の骨は悲鳴をあげつつもその肩甲骨を持ち上げ、さらに高く見下ろす形となった。痛みは前より増したはずだったが、真名鶴の言う通りそれを感じることはなかった。
真名鶴は両手で仁之助の両腕を捻じって持ち上げつつ少し屈んだ姿勢になり、仁之助の下半身の衣を口ではらい、中から露呈した仁之助の物をその熟れた桃色の唇の前に晒した。無抵抗な仁之助の物は真名鶴の笑みで開いた唇の中から発せられる生暖かい息に身悶えていた。

仁之助「やめ・・は、あああ・・」

またも言葉にならない仁之助の抵抗の言葉は、くの一真名鶴の持つ恐るべき性技の威力を知ったものだった。
明らかに恐れを抱いている仁之助。そんな心持ちを見透かしている、真名鶴の意地悪く猥褻な笑みからこぼれる、暖かく湿った吐息が仁之助の物にまとわりついて離さない。

真名鶴「ふふふふ・・・私の息がそんなに気持ちいいの?ただの息なのに。それじゃあこの唇はどんなに危険かな?試してみたいでしょ?んん?」

口に充分に唾液を蓄え、それを舌と唇でニチャニチャと掻き回す音を聞きき、仁之助は麻痺した頭でくの一の恐ろしさをもう一度思い出した。

仁之助「やめろ・・・それ・・やめろ・・」

単語にはなったものの人の言葉にはなりきれない仁之助の哀願を聞き届けると、真名鶴はくの一の絶技にとりかかった。 よく練られた唾液で敷き詰められた、弾力性のある唇は大きく開かれ、ゆっくりとゆっくりと仁之助の物を飲み込み始めたがその口は閉じられる事はなく、したたる唾液と生暖かい吐息にただただ包み込まれていった。

仁之助「ふあ・・あ・・・あ・・・あ・・」

仁之助の枯れた声を目を細めつつじっと聞き続ける真名鶴。自分の口の中で脈を打つ哀れな獲物を、直に触れることなく痺れさせトロけさせている。
仁之助にとって永遠と思える時間。自分の物は、真名鶴の絶妙に吐く息の甘くゆるい渦の中でいつまでも弄ばれている。ジンジンと持ち上がる下半身の快楽。

仁之助「あ・・・あ・・・っ!!!」

唇は何の前触れもなく急に閉じられた。ふっくらとした唇は仁之助の上と下にそっと添えられ、皮膚を通り越して肉身に直に伝わるように仁之助を締め上げた。そして蓄えに蓄えられた唾液の上をぬるぬるを這い始めた。

仁之助「いひゃあああ・・」

力を入れるとはどうすることか、全く忘れるほどの快感が下半身を襲った。正確に言えばその快感は下半身に留まらず、体全体を駆け巡っていた。真名鶴を少しでも挑発した自分を呪った。その間も真名鶴の恐ろしい唇は少しずつ前後を始め、仁之助を締めつける力を強めていった。

仁之助「や・・・やめろー!!」

精いっぱいの努力が結ばれた。やっと声になる声を出すことができたのだ。その声に真名鶴の唇の動きは止まった。

仁之助「お・・・俺が悪かったよ、お前の力を軽く見たことは謝るよ。だから・・・」

仁之助からは見えないが、真名鶴はニヤっと笑った。それは仁之助の心境が仕上げに充分な物になったことを確信したものだった。
止まっていた唇は一度仁之助からはがれ、もう一度大きく仁之助を呑み込むと、今までより一層強く、一層まとわりつくように仁之助を絞め、一気に前後の動きを加速した。それと同時に唾液が空気とまざり、大きく卑猥な音をあげはじめた。

仁之助「お・・・・お・・・・・」

もはや仁之助は自分の哀願が聞き入れられなかった事よりも、ハナから自分のことを真名鶴が何も許す気はないことを悟り、絶望の中で身悶える快感に屈服した。仁之助は張り裂けそうな絶頂を迎えた。

仁之助「う、うわー!!!」

仁之助の先から何もかもが噴出された。その勢いはいつまでも止まる様子はなく、川の流れのように真名鶴の咽の奥に呑み込まれていった。そして真名鶴の咽もそれを一層引き込もうとしているようだった。

「ドクドクドクドク・・・」「ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ・・・」

まるで一週間も走り続けたような倦怠感を感じつつ、仁之助は両腕の戒めを解かれ、地面に向かって倒れた。
しかし、再び屈んでいた真名鶴が立ち上がるとその胸に地面に伏すことを遮られ、もう一度自分の意志とは関係なく壁を背に直立させられた。しかし今度は先程より胸による強い圧迫はなく、支えられているという程度であった。
「お・・恐ろしい・・くの一とは是ほどのものだったか・・」
性技のみでも命を奪う、真名鶴の卓越した性技に今更に気づいた。

真名鶴「どうした?気分でも悪いのか?」

真名鶴が意地悪く訊いた。

仁之助「わ・・悪かった。ホントに許してくれ。よくわかった、お前の術は本物だったよ・・・」

己の完敗を認め、意地をはる必要が無くなれば、肩の力もぬける。聞き取れないほど小さな声で仁之助はそう言った。しかし、

真名鶴「はあ?勘違いするな。こんなものが私の力だと思っているのか?どこまでも意地をはる奴め。充分天国に近づけたつもりだったけど、まだまだお前は気持ち良くしてもらわないと気が済まないみたいだな。いいだろう、私がお前を出がらしにしてあげる。地獄の快楽の味をたっぷり教えてあげるわ。」

仁之助「ちょ・・ちが・・・」
どこを取り違えたのか誤解を招いてしまったようだ。真名鶴は衣を上半身だけはだけさせ、その素肌をあらわにした。

真名鶴「さっきより気持ち良いわよ。耐えられるなら耐えてごらん!」

真名鶴はそういいながら体を円を描くように回し仁之助の頭を胸のなかに一層埋没させた。

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