お嬢様のぬいぐるみ その6

朝、部屋の外で激しくノックする音が聞こえた。

「お嬢様?お嬢様?」

(あ!香田さんの声だ!助かった)
最近、雪江は朝の着替えも、食事も、みな自分でやるようにしていた。そのせいで朝は誰もこの部屋に仕事をしにくる必要はなかった。だから僕のことも誰にもばれなかったのだ。

寝起きの雪江の顔に緊張が走っているのがわかる。
ほぼ、自分の望みどおりの形に仕上がったところである。こんなに早く自分の幸せを邪魔されたくない。
「なーに!?なにも用はないわよ?」
少しあせりと怒りが絡んだ声で答えた。

「実は、武史君の家から電話がありまして、2、3日前から家に帰ってないそうなんです。お嬢様、何も聞いていませんか?」
ドアの向こうで香田さんが聞く。 「わ・・・・わたしが知るわけないでしょう!!」

チャンスだ、口にガムテープをされているが、ここで唸れば、ひょっとしたら香田さんに聞こえるかもしれないぞ!
僕は鼻から大きく息を吸った。
「!!」
雪江は僕の動きを察した。
ッピ
「ジャーンジャジャジャーーン!!」

高らかに鳴り響く大音量のワルキューレ。僕の唸りなど呑み込んだ。

(!!)
「お嬢様・・・・!ちょ・・・・!」
ジャーンジャーン!!!・・・・・・・・・・・

声が聞こえないことがわかると、香田さんもあきらめたらしく、部屋の外から声が聞こえなくなった。
鳴りっぱなしのワルキューレは、少女趣味のこの部屋にはまるで似合わなかったが、それでもこの部屋の空気を振動させ続けている。
その頃僕は反旗を見せた咎で、お嬢様にお仕置きを受けていた。
「武史君?まだ私の気持ちがわからないの?」
「むーーー!!」

お仕置きといっても、ここ毎日の習慣とかわらない。雪江の魔性の手つきが僕の物を大きくさせて、枯れて小さく萎むまで搾り続ける。牛だってこんなにされたら痩せ細ったヤギになのではないかと思う程に・・・。雪江にとって性とは只の肉体的な快感だけではないようだ。僕の悲鳴、僕のよがり具合を見るだけで、彼女の何かが満たされているのがわかる。まるで天国の御馳走を食べるように、喜びと欲求が完全に一致した常軌を逸した感情。その時の表情はさも満悦そうである。

「ああ・・・武史・・・。あなたの激しい吐息がとっても好き・・・。」
うっとりした声で雪江は言う。
自分の尻の下敷きになっている僕の必死な呼吸も、雪江にとっては歪んだ悦びの一つだ。例のすっぽり着るタイプのパジャマだから、僕の顔は上品な質のパンツと素肌の感触に潰される。
必死な形相で刺激に耐える僕。緩んだ微笑みを浮かべる雪江。
小さく引き締まったヒップかと思いきや、いざ顔を塞ぐと大きく感じる。
ズッシリした重みが、僕のクビと呼吸の自由を奪った。
雪江が僕を犯す、といっても今までほとんどが手か足でしごくだけだ。本当のSEXに至った事はない。僕はここまできたら何をされても同じなのだが、雪江の性欲は本当に理解できない。

・・・・などとクールに考えている状態ではない。手が僕を襲い続けている。 「お仕置きだからね。たっぷり反省してもらうよ?」
雪江は破壊力のある尻を、細くくびれた腰の動きでグラインドさせる。それはゆっくりだが、しかしもし僕の顔が性器なら、到底堪えきれない揺さぶり方だった。お尻はまるでひっかかりがない最上のすべすべ感でいっぱいだ。こねられているのは顔なのに、快感を感じる。

軽く添えられているだけの手が少しずつその本性を著わにしていく。
もう何度目だろう。ただの女の手に搾りとられるのは。雪江はただ僕の表情を楽しそうに見ていたいだけなのに、僕は人間の道徳を丸裸にされた感覚で、僕の羞恥心は乱れて狂っていく。
肉をこすりあげる彼女の手のヒフは、彼女のヨダレでヌルヌルなのに、触れてほしい部分は残さず当たる。一度下から上に這うだけで、初めて体験する者ならあっと言うまに射精感に包まれるであろう。しかしこれが毎日何度も行われるのである。すぐに射精しろと言うほうが無理だ。そんな期待した笑顔をされても・・・・

「む・・・・・!!!!」

「今、出そうだよ・・・・武史のピクピクが私に出して!って言ってるモン♪」
尻の肉の間から覗いた僕の目を見て雪江が笑う。
「でも今はお仕置き中だからだめです。」
手を放す雪江。
急に独りぼっちになった僕の男根。寂しそうに、悲しそうに、泣いているようにビクビクと汁を漏らす。
「んんんんー!!!」
動かぬクビを無理してもがく。最初以降、ここ毎日はあっという間に出されている。
それに慣れきっている僕の下半身は大量に残された射精感をどうしていいかわからない。
「なんだか真っ赤だね?出したい出したいって言ってるのかな?」
「んんんー!!!!!」
「かわいそう、そんな声出しちゃって、よっぽど苦しいのね・・・」
雪江が先っぽにチョンッと触れる。
「ん!!」
すでにそれだけでも射精しそうなほど皮膚と神経は敏感だ。

すると雪江は身体を前に倒し始めた。こんなことは初めてだ。雪江は顔を僕の物スレスレまで近付けている。そして・・・

ふぅー、
(ああああー!!)
ふぅー、
(いいいいいー!!)
雪江は甘い吐息を吹き付ける。すでに塗れきった性器はその流れでくすぐられ、より強い力を必要としているせいでさらにそそり立つ。

(!)
すると、いままで感じたことの無い感触が下半身に伝わった。高校生の僕が体験してもいいものなのか?この塗れた感触・・・・な、舐められてる!?

雪江は僕の根っこから、頂上にかけて、丹念に舌を這わしているところだった。まだ頂上に辿り着かない。
雪江の口元を想像する。薄いピンク色の唇。高級な食材しか許さない上品な唇。清楚な笑みに広がる唇。・・・しかし、今その唇は僕の前で大きく開かれた。僕の物を舐るために。

ヌルヌルヌル・・・
「むーーー!!!!」
したたるヨダレ、ほんのりと浮かぶ笑み。
脈の打ち方はドアのノックに似ている。
出してくれ!と悲鳴をあげている。
雪江にはそれがよく聞こえていた。
今、尻の舌で呻いている声ではなく、
今本当に呻いているその物。
「許してほしいの?」
雪江は目下にあるそれを見つめて囁いた。
「だめよ、そんな態度じゃ。  許さない。」
そう言うと軽くキスをする。
残酷なキスだ。
ノックをする音が一層強くなる。
もう少し強いキスをしてみる。
ノックがまた激しくなる。

「ふふふ・・・・辛い?武史?私を裏切ったこと、反省してる?」
「むー!!!!」
「ふふふ・・・なんて言ってるかわからないけど、きっと反省してるよね?すごく我慢してるもんね?」
「むー!!!!!」
「じゃあ、そろそろ許してあげようか?」
感極まって、こんな屈辱的な姿勢でも、何度もうなずいてしまった。
「うふふ・・・待っててね、今私の口の中へ入れてみるね・・・・」
高校生の僕には心臓が裏返るショックな言葉だ。いったいどうなる物か、まるで想像かつかない。

しかし・・・・

コンコンコン・・・・

「!!」

(???・・・・・・)

「お嬢様、先日お話ししていた通り、お嬢様の部屋にもセキュリティーシステムを設置します。今から窓に工事をおこないます。いやなら外に出て下さい。」


「!!!!」
唐突だった。そんな香田さんの宣言の直後、数人の工事人が部屋のカギを壊して中へ入ろうとした。
「こ・・・香田!! なにをするの!!?」
雪江の怒りと驚きはなおさらである。香田さんはここ数日、部屋に入れない雪江の行動を不審に思い、強引でもこんな方法をとったようだ。管理型の人間とは自分の雇い主すら管理するものなのか?

香田さんが開いた扉の中に入り、部屋を見渡す前に、雪江は大きな掛け布団を僕の身体にかけて隠してしまった。
「・・・・・・・・何かみつかった?」
雪江は睨みつつ言った。

「・・・・・・・・いいえ、お嬢様。工事が始まりますよ。表へ出たらどうです?」 僕のことはまだ気付かれていないようだが、雪江が僕を残して外にでるのはまずい。

「い・・いえ、私は気分が悪いのでここにいます。」
「・・・そうですか、では好きにしてください。」

どうも隠し事をしていることはバレたようだが、何を隠してるかはばれなかった。香田は隠し事をされるのが嫌いな性格なのか、少しつんとして部屋を出ていった。

「じゃあ、工事を始めますで・・・」
二人ほどのつなぎを着た作業員が取り付け工事を始めた。
雪江はおしとやかに布団の上で座っている姿勢だ。

一体誰がそのしなやかな腰の下で、尻に顔を埋め込んだままの僕を想像できる?
誰が僕の膨張した股間の苦痛を理解できる?

工事は随分ゆっくり進み、のろまな作業員が部屋をでたのは4時間後だった。
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