ロッカーブギウギ その5

「いい? 雛乃? 男っていう生き物は性欲の権化なの」
「ごん・・・げ・・?」
急に高い位置に立った紗理奈を、床に尻もちしている雛乃が見上げた。紗理奈の手には、もはやギリギリの男根がにぎられている。
「そう、簡単に言えばそれしか頭にないってことよ。こんな目にあってるのにシュンイチ君は自分から出たいなんて一言も言ってこなかったでしょ?」
紗理奈は自分の冷静な分析を語り始めた。シュンイチにとってはドキっとする事だった。
「彼はここで女子にお世話してもらっているのが嬉しいのよ。静香にもお世話になったそうじゃない?」
((・・・ドキ))
「えー!そうなの?私だけかと思ってたのにー!」
雛乃は少しむっとしているようだ。
「こんな目にあいながらホント余裕があるよね?」
出来るだけ奥に逃げ込んでいるシュンイチを追い詰めて、紗理奈が虫けらを見る目で見た。手に握られたシュンイチの物が気になる。
「だったら、さっさとでてきなよ!別にエッチなことしてあげるためにそこに入ってもらったわけじゃないぞー!」
外で雛乃が騒いでいるが、シュンイチの前には細く笑んでいる紗理奈の顔でいっぱいだ。 紗理奈は、外の雛乃にも聞こえるぐらいの声で言った。
「出ろって言っても、どうせ色々理由をつけて出たがらないんでしょ? だったらイヤでも出たくなるようにするから。」

紗理奈の氷のような笑みでそう断った。

「えー?どうするの紗理奈ちゃん?」
紗理奈は雛乃の無邪気な質問には答えず、静かに屈むとさっきの雛乃と同じようにシュンイチの物を口に含んだ。
少し脅えていたシュンイチはほっとした。
((なんだ、どうする気かと思ったけど同じこと・・・・・・え・・・・?))

ほんの少しの間、先ほどの雛乃の、自然発生的な快感ほどの刺激も感じなかったのだが、急に事態は変わった。

((オオオオ!!!!))
紗理奈は、その口の中でシュンイチの物を大きくゆっくりとグラインドさせていた。コインランドリーの洗濯物のように、シュンイチの物は為す術なく紗理奈の口壁と舌の間にムッチリ挟まれ、およそ口で生まれたとは思えないような力で搾り上げられていく。
紗理奈の目つきが全て計算しつくされた行動であったことを表している。予想どうりの結果とばかりに落ち着いているのだ。

先ほどの快感は少し時間をかけられ、若干回復したと見せ掛けて、実は深い所では持続していたのだ。それがこの舌技でいっきに吹返した。

((あ・・・はあぁぁぁぁ!))
シュンイチの最も敏感な部分が三六〇度から舐られる。たちまち髪の毛の先から頭の先まで、射精感が痺れ渡った。

((だ・・だめだ!で、でるぅ!!))

しかしその絶頂に達する直前で、紗理奈の舌はその圧力を弱めてしまった。

「んふん♪」
((・・・・くあ、さ、紗理奈・・そんな・・))
今の今まで、シュンイチを締め上げていた紗理奈の舌は、まったくシュンイチに必要な快感を与えようとしない。シュンイチが腰を振っても、それに合わせて口を動かすからまったく触れてる感触がしない。先っぽで血液と精液が膨張し、行き場を失う。

どんなに待ってもそれ以上の刺激を与えてもらえそうにない。
いくことを諦めたシュンイチが、先ほどのように大暴れを始めようとすると、紗理奈は再び舌でキツイ慰撫をお見舞いする。
((あ・・・・くあ、もう・・・・・・))

暴れる自由すら紗理奈の思うがままとなってしまった。

「さ、紗理奈ちゃん。シュンイチ・・・かなり苦しそうだよ?」
今まで物のようにあつかっていた雛乃が心配するほどの悶えぶりだった。

((ああ・・・紗理奈・・頼むから、もうその舌を逃げないで・・・))

諦めと屈辱の中でシュンイチは哀願する。
シュンイチはさっき自分が感じた、この状態での射精の危険性をすっかり忘れ、腰を紗理奈の口に向かって振りつづけた。

それも計算済みだったように、紗理奈は口にくわえたままニヤリと笑った。
紗理奈の舌が再びシュンイチの物を、今まで何十人の男をヨガリ狂わせた生温かい口壁に押し付けた。
((ああ!お願いだ!紗理奈!紗理奈!))
シュンイチの願いは聞き届けられた、今度は紗理奈の舌は逃げなかった。最後までシュンイチの物を嬲り続けたのだ。
その半端ではない快感に、当たり前のように射精感が沸き立つ。
((ウウウウ!!!!))
白目を剥くような射精感がシュンイチを襲った。ジェットのように精液が噴出されたはずだが、そんなものには慣れ切っている紗理奈は、その剛の舌を休めようとしない。
((!!・・・・))

出る。
念願の射精だ。
身体中が脈打って喜ぶ。
至福の時。
最高だ。
だが少し多く出てるようだ。
いや、多い?多すぎる?
止まらない・・・・

搾り取られる、まさに搾り取られるという言葉がぴったりだった。限界まで昂揚した射精感の爆発力に加え、紗理奈の、今度は決して弱めようとしない舌力に、シュンイチの精液はもちろん、体内の物が根こそぎ吸い込まれていくようだった。
((おおおぉぉぉぉ・・・))
頬が見る見るこけて干物になる!。そんな気がするほど、シュンイチは紗理奈に飲み尽くされている。
チュポン、
ごっくん。

最後の一滴を飲み干した。まったくこぼさなかった所も紗理奈の熟達した技ならではである。

「ふう、こんなもんでどうかしら?」
さっきより痩せたように見えるシュンイチは、その場で古いほうきのようにもたれかかっていた。
「すっごーい。紗理奈ちゃん。まじあたし尊敬しちゃうよ。」
口元をふきながら紗理奈が答えた。
「たいしたことないって。毎日練習すれば、雛乃にだってできるよ。」

「ふーん、でももうシュンイチも今日は役に立たないね。」
雛乃はシュンイチの脱力した物を軽くつついた。
「ふふ、まあ、雛乃次第だと思うけどね。 ほら!音楽室まで走るよ!」
「うん!」

ロッカーは閉められ、二人の足音が遠のいていく。

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