「兄貴うぜえ」って妹が。 その2
「お前な、一人でこの家にすんでるわけじゃないんだぞ!ちっとは俺の気持ちも考えろ。階段も廊下も、これからは絶対走るな!必ず歩け!」
相当イライラしていた。大きく美しく成長した妹を嫉み続けた毎日のストレスは、ある日の朝、ろくでもないワガママな理由で爆発した。
「眠いのに、朝っぱらからデカイ足音が頭に響くんだよ!!」
妹は始めきょとんとしていた。その顔は、遊び歩いている女の顔から久しぶりにかわいい我が妹の表情をのぞかせた。大きな目の、澄み切った黒の瞳をいっぱいに広げている。
うしろで二つに結んでいる苺のついたゴムは昔からのお気に入り。やっぱり大きくなっても妹は妹なんだなあ・・・と噛みしめている僕に妹のカウンターが入った。

「はああ?何いってんのお前?」

「・・・え。」
僕は息を呑んだ。まさか僕の妹からそんな言葉が出ようとは、まったく予想もしていなかったからだ。いや、まだ信じられない。今のは本当に妹が言ったのか?

「お前が眠い事なんか知るかよ、なんなんだよコラ!?」

「・・い・・・いや、」

大きな瞳が少し怒りに歪んでいるのがわかる。小学生というより、大人の女性に睨まれているようだ。いいかえす心の余裕がない。
黙っている僕に妹が業を煮やした。

「ドン」
軽く後へ押された。
「ドン」
負けるものかと押し返した。
「ドン」
長い手でさっきよりさらに強い力で押され、僕は後へ倒れかけた。
こっちももっと強く押してやろうと少し勢いをつけたが、逆にその力を利用されて妹の脇に腕でがっちりと頭を固定されてしまった。ヘッドロックの体勢だ。
「は・・離せよバカやロー」
妹の腹や足を軽く殴った。いくら大きいとは言え、本気で女の子を殴れるものではない。
「お前が喧嘩うってきたんだろ!」
妹はさらに強く僕の頭を絞めた。白いブラウス越しにブラのラインを感じる。母親以外の女性下着に触れたのは初めてだ・・などと下らない発見をしているうちに、首根っこを捕まれ、片手で地面に顔を押しつけられた。起き上がろうと腕を立てたが、妹の片手の腕力にそれもかなわなかった。

「ふざけんなよ!」
僕は必死で抵抗する。
「うざいんだよ、てめー!」
小学六年生の妹はそう言った。
動画 アダルト動画 ライブチャット